|
二条城ボランティアガイドさんの案内で、唐門へ |
|
二の丸庭園 |
|
東大手門にて記念撮影 |
|
山中油店 |
|
すっぽん料理店の「大市」 |
|
報土寺 |
|
上七軒歌舞練場 |
|
|
|
今回のセミナーは、秋晴れの一日、京都の世界遺産「二条城」と歴史ある町屋を散策しました。
二条城では、ボランティアのガイドの方に案内され、「東大手門」から入場、すぐ目に飛び込んでくるのは「二の丸御殿」への正門にあたる「唐門」、屋根の唐破風と呼ばれる部分には松竹梅や牡丹に鶴亀や蝶、唐獅子など絢爛豪華な極彩色の彫刻で飾られています。国宝の「二の丸御殿」は、遠待、式台、大広間、黒書院、白書院などが雁行形に立ち並び、順々に観ていきます。廊下は、「鶯張り」と呼ばれる歩くと鳥の鳴き声のような音がします。徳川家の威厳を示すように豪華な造りで、各部屋には狩野派による障壁画、多彩な欄間彫刻や金具などで装飾されており、城へ参上した大名達は将軍家の権力に圧倒されたことでしょう。「二の丸庭園」を楽しんで、「東大手門」前で集合写真を撮り二条城を後にしました。
京都の町屋の散策では、明治26年創業で俳優の佐々木蔵之介氏の実家でもある「佐々木酒造」、200年の歴史ある油の専門店「山中油店」を訪ねました。この店舗の建物は国の登録有形文化財で、現在も様々な油を販売しており参加者の多くの方が菜種油やオリーブオイル、ドレッシングなどを購入していました。「聚楽第跡」の石碑から水上 勉の小説の舞台となった「五番町遊郭街跡」、亡くなっても引き取り手がなかった遊女の仮通夜を引き受けた「報土寺」、成人映画専門の映画館「千本日活」、そして創業340年、数々の小説や随筆に登場するすっぽん料理店の「大市」と巡りました。
終点地は、「上七軒歌舞練場」、到着時間が遅く、歌舞練場も裏手敷地内にあるカフェも閉店していたのは残念でした。
文/ 鈴木重三
|
|