日   時 令和2年3月7日(土)13:30~17:00頃まで
場   所 東大寺・春日大社、興福寺他
参 加 人 数 11名
テ ー マ 『石灯篭とは何か、古都奈良を巡ります…』



東大寺前で記念撮影
二月堂
『東大寺』 法華堂前
(三月堂)灯籠(鎌倉時代)
『春日大社』の参道に、
所狭しと並ぶ石灯籠
『春日大社』西の屋型灯籠(鎌倉時代)
『春日大社』祓戸型灯籠(室町時代)
『興福寺』 五重塔前四角型灯籠
(室町時代)
  奈良県文化会館に集合して、江夏庭苑事務所の江夏泰治郎氏のスライドを交えてのお話を聞き、案内により「石灯籠」を見て回る予定でしたが、江夏さんの思い違いもあり参加が叶いませんでした。
  代表理事から、お詫びと研究会のホームページでも掲載されている竹森正義先生の「遺伝子の命ずるままに-住吉高燈籠建立の奨め」の紹介があり、参加いただいた方々の合意をもって東大寺・春日大社・興福寺を見て回ることとしました。
  奈良県文化会館から依水園の前を通り東大寺へ。コロナウィルスの影響で閑散としています。鹿も悲しげでかわいそうです!
  東大寺から二月堂へ。3月1日~3月14日まで修二会本行が行われています。こちらも自粛ムードです。しかしながら、階段を上った回廊からの眺めは最高で、晴天の中、奈良の街が見渡せました。
  隣の法華堂前には、鎌倉時代の古い灯籠があり、何とか銘文を読もうとしましたが「建長六年」だけ読み取れました。1254年、古いです!これまで灯籠を注意深く見ることはなかったので、大変興味深く感じました。
  手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)境内をとおり、春日大社へ向かいます。参道に建てられた石燈籠が、所せましと並んでいます。これらは平安時代の貴族から江戸時代の庶民、そして企業や一般の方々と様々な時代の色々な人たちによって寄進されたもので、全ての燈籠に灯りが灯される万燈籠は境内が神秘的で厳かな雰囲気に包まれ幻想的な光景を見せてくれるとのことです。そのころにもう一度訪れてみたいと思いました。
  二の鳥居に下っていくと、手前に鹿の水口となっている「伏鹿手水所」があります。そこにあるのが祓戸型灯籠(室町時代)です。
  最後に興福寺に向かいます。約300年ぶりに中金堂が落慶されたことが話題になっています。平成の世において建造された最大規模の木造建築物です。『興福寺』五重塔前四角型灯籠(室町時代)を見て帰途につきました。
  今回の不手際で、参加いただいた方には、大変申し訳なく思っています。
  しかし、恵まれたお天気の中で、のんびりと、灯籠を眺めながらの散策は、興味深い経験になりました。
  江夏さんから、お詫びと、当日配布される予定の「石灯篭とはなにか」という内容のPDF が送られてきました。読ませていただき、さらに石灯篭を深く知ることができました。


参考資料 「石灯篭とは何か」 江夏庭苑事務所 江夏泰次郎 氏


           文/新井律子




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