日   時 2021.10.12(水) 〜10.14(金)
場   所 鹿児島県熊毛郡屋久島町
案 内 人 大西夫妻・早川さん
参 加 人 数 11名
テ ー マ 『世界遺産・屋久島研修旅行』



屋久杉ランド・荒川橋(吊り橋)
屋久杉ランド・仏陀杉
大川の滝(オオコノタキ)
小島・大西邸
千尋滝
屋久杉ギャラリーで岳南先生に
お話し頂きました
安房港でお別れ
 今回は、暮らし方研究会設立30周年を記念して、屋久島を巡りました。三か月前からの予約が必要で、研究会の有志の参加となりました。
案内いただくのは、24年前に(大阪で)住まいを新築する際、お世話させていただいた大西様ご夫妻です。屋久島に嵌り、十数年前から一年の半分近くを、島で過ごされています。
12日関西空港から鹿児島空港へ、空港から高速船で安房港に夕方到着。ペンションに泊まり、翌日から屋久島の旅の始まりです。
1日目は、屋久島ランド、予想通りの雨です。屋久杉ランドは、安房から約16km、標高1000~1300mに広がる自然休養林です。面積は270.33haの広大な森に5つのコースを設定し、興味や体力に合わせてコースを楽しむことができます。80分コースを散策しました。
林泉橋・千年杉・荒川橋(吊り橋)・仏陀杉・双子杉・くぐり杉・清涼橋(吊り橋)と進んでやっとのおもいで出口までたどり着きました。足場が悪く、前の方に追いつくのがやっとで、2時間かかりました。でも出口にたどり着いた時は、「やったー!」という達成感がありました。
森を駆け抜ける清らかな小川のせせらぎ、すべてを覆いつくす緑豊かな苔、ヤクスギランドは、ヤクスギの豊かな自然を身近に感じるとともに、森と人の歴史を理解することができるすばらしい森でした。
紀元杉を見て、昼食に。トビウオの「ひつまぶし」をいただきました。
大川の滝に向かいます。平内海中温泉をへて「小島・大西邸」へ。
たくさんの南国フルーツが屋久杉の大きなテーブルに並んでいます。
千尋滝・トローキの滝へ。千尋滝はモッチョム岳の裾の巨大な花崗岩の岩盤を鯛之川が刻んで、壮大なV字谷の景観をつくりだしたもので、滝の落差は約60メートルです。1日目、屋久島の自然を満喫しました。
2日目は2班に分かれました。当初予定の白谷雲水峡と車での屋久島めぐり。私は、昨日力を使い果たし、敢え無く白谷雲水峡をあきらめ、屋久島めぐりに加わりました。屋久杉の工房に案内していただきました。屋久杉は長命で、2千年を越える巨木です。栄養が乏しい花崗岩の山地に育つため、たいへん成長が遅いです。そのため、材質が緻蜜で樹脂分が多く、腐りにくいので長生きすると考えられています。戦後、屋久杉の伐採がピークを迎え、その後屋久杉の伐採は禁止となりました。 現在の工芸品に使用されている屋久杉は、屋久杉の倒木や、流木等を使用して作られています。
屋久島自然館を訪れ、おいしいおにぎりを頂き、安保港でお別れです。「もう少し長く滞在できれば良かった!」あっという間の旅でした。
大西夫妻・友人の写真班の早川さん、お世話になりました。私たちに合わせて工程を組み、ご自宅でも歓待して頂き、細やかな行き届いた案内をして頂きました。ありがとうございました。皆様お疲れ様でした。
文/新井律子



幻想的な体験


 仕事をリタイアして半年、旅行経験の少ない私達には初の屋久島へ。空路で鹿児島へ、桜島の噴煙を見ながら高速艇トッピーで安房港へ。初日は移動でほぼ終わり。翌日、O様ご夫妻とH様のガイドでいよいよ観光スタート。先ずは屋久杉ランド80分の散策予定。標高約1000メートルの地点迄レンタカーで移動。生憎の小雨模様、深い霧もかかり幻想的な雰囲気を味わいスタート地点に到着。苔、シダの中に屋久杉が林立、ハイキング気分で出発。暫く進むと木の根道、風景を観る余裕もなく道筋を向いたまま。脚が思いの方向に動かない肉体的なジレンマで皆の後をついて行くのがやっと。(撮って戴いた動画を見て脚の動きが変だった事に気付く。ショック。日課のウォーキングは何やったのか? 今後のトレーニング課題見直しの反省)およそ3kmのコースでしたが全身ガクガク。次は樹齢3000年の紀元杉の見学と聴き早、リタイア気分で。その後の昼食の飛び魚ひつまぶしを頂き少し回復傾向で大川(オオコ)の滝へ。観音様が映るとの前情報で写真を撮ると確かに水流に観音様がいらっしゃるではないか! またもや幻想的。O様宅で手作りのタンカンジュースやフルーツなど沢山頂き体調もかなり回復して千尋(センヒロ)の滝へ。大阪ドームがすっぽり入るぐらいの花崗岩の固まりの中に滝があるでは無いか! なる程、島全体が花崗岩で出来てるとの説明を受け納得。その後はあちこちと見学後宿に。明日、最終日は名所の白谷雲水峡の予定。T様以外はリタイア。レンタカーで島内巡りとショッピング。屋久杉工芸作家の岳南様を訪問。素晴らしい工芸品の数々。岳南氏は旋盤の遠心力で宇宙に飛んで行ってしまうとの事でご自身は宇宙から俯瞰してると? 作品の壺には観音様が浮き出た物もありまたもや幻想的。幻想的で数千、数万年の時の流れを感じる屋久島。余生も数十年、ここに我が身を置けた事に意義があり、自身を見つめ直す機会を戴いた小旅行であったと大変感謝しました。色々とお世話をして頂いた皆様方、また同行の皆々様方、本当にありがとうございました。今夜も三岳で乾杯!
藤井寺市在住 辻田庄吾氏 60歳代


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