遅い秋がぼちぼちとやってきました。11月16日(土)「斑鳩三塔を巡る…」セミナーに参加させていただきました。初めての法隆寺、ワクワクです。ボランティアガイドさんがついて下さり観光センターから法隆寺へ向かいながら、世界が注目している「斑鳩の里」のすばらしさを道々お話してくださり、まあっびっくり!!するお話ばかり。まだ法隆寺に入っていないのにこの時点で口から「へえっー」「わあっ!」と次々と出てくること。 まず1回目の感動!!の始まりです。さあ聖徳太子が建立された寺院法隆寺へ。目の前に飛鳥時代1300年前の日本最古の国宝・世界最古の木造建築の五重塔。心柱の下にある心礎には仏舎利が納められているそうです。心柱の四方には塑土で洞窟のような舞台が作られ釈迦に関する四つの説話から四つの場面をそれぞれの扉の中に造られていて、ガイドさんから「これは土でできているんですよ」と聞き、おもわず「えっー、土でできてんのー?!」と口から出る始末。法隆寺の西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍を見学し中宮寺へと。聖徳太子が母后のために創建した尼寺。中に国宝如意輪観世音菩薩が。目の前で見ると、神秘的な微笑で本当に優しいお顔。エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで世界三大微笑像と呼ばれるのも納得!ふわっとこちらまでおだやかな気持ちで中宮寺を後にしますと天気予報どおり雨がパラパラと。さあ、お昼ご飯の柿の葉寿司を受け取りに行き(予約をしていただいてたので即購入可)場所を確保して「いただきま~す!」。このお寿司が大好きで7コ入りをペロリ。「ごちそうさまでした!」 そして現存する最古の三重塔の法起寺へ。まわりは満開のコスモス畑、三重塔を背景に静寂な空気を感じました。国宝の三重塔へ向かうと目の前に一重の石壇上に立つ塔が現れた。最古の三重塔を目の前にしますと、息をのんで、ただただ感動!その後セミナーの参加思い出の記念写真を全員でパチリ!そして収蔵庫に安置されている木造十一面観音菩薩立像を身に。高さ3m50cm、高い!!頭・体の幹部は杉一材から彫出されているそう。さあ、次は「斑鳩三塔巡り…」最後の法輪寺へ。三重塔・講堂・金堂・妙見堂があり、講堂には11体もの立像が安置されていた。中でも聖徳太子十六歳像・聖徳太子二歳像・真ん中の大きな十一面観音立像に目がいく。広い講堂内、立像の背面もまわって見ることができあちこちに「近づいたり触れたらセンサーが鳴ります」と書かれているのが目に入った。すると、堂内他の見学者のどなたかが近づいたのか、センサーが作動して突然講堂内に「ビッー!」と鳴り響き、もうびっくり!「わあっ、書いてるとおり、本間に鳴るんやわ」とドキッ!そして充分、講堂内を見た後、バスで法隆寺駅へと向かう。 本日のテーマ「斑鳩三塔を巡る…」を、皆さんとお喋りしながらゆっくり秋の一日を過ごすことができました。知識が乏しい??いやいやゼロに近い私は「そーなんやあ」「へえっー」「わあっ」「すごっ」とどれだけ感動したことでしょう。法隆寺・法輪寺・薬師寺の修理・再建に携わり、飛鳥時代の伝統技術を受けついだ宮大工の西岡常一氏。生活そのものから信念・技・全てを揃え持った最後の法隆寺棟梁、一生を檜と古代建築で過ごしてきた西岡常一氏が書かれた「木のいのち木のこころ」の本を是非読みたいものです。今日お会いできました会員の皆様とまた是非ともご縁をいただけますように。今回も津島さん、新井さんに大変お世話になりましてありがとうございました。参加させていただくたびに、次回も楽しみに帰ってきます。(次回は何かしら?)お疲れ様でした。感謝! |