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福田 浩明さんからの説明 |
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セミナー風景 |
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ご主人から一言 |
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息子さんからも一言 |
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設計部会行事として
「築70年の長屋を建替え楽しさを暮らす・・・」をテーマに新築見学会が行われました。
今回の会場は大阪市の北東部、京と浪花を結ぶ街道筋に栄えた、活気に溢れ、下町情緒豊かな環境にあります。
ご家族は50代半ばで郵便局長を務めながら、テニス・ゴルフ・釣りなどアウトドアがお好きで焼酎をこよなく愛されるご主人。喫茶店を経営される傍ら、旅行・読書・土いじりがお好きな50代後半の奥様。20代後半で税理士事務所に勤務、パソコンが趣味のご長男。20代を迎え、卒業した大学の事務に勤務する活発なご長女。多くの友人が集い、ご家族4人が仲良く笑顔で暮らしています。
ご主人が育ち、結婚後30年を過ごされた築70年の長屋ですが、三世代〜四世代に渡って同じ地縁に暮らすことになります。丈夫な家を・・・との要望から鉄骨造の3階建てとなりました。間口が5.2メートルの敷地は25.31坪、建築面積は14.43坪、延床面積は39.09坪です。
「同じ建替えるなら面白い家を・・・」のご希望どおり、玄関を入ると路地空間があり青空が見える中庭(光庭)に驚かされます。1階の中庭
空間から光と風が通り抜ける、心地よい2階の居間でセミナーが行われました。
設計者である福田建築工房・福田浩明さんから、雑誌「チルチンびと」を愛読される奥様。「七輪で秋刀魚を焼きたい・・・」と希望されるご主人。「最初から20年住んで居たような落ち着いた雰囲気を・・・」など、様々な楽しい要望に応えるため、プランは12通りにもおよびました。結果、ご家族中が希望を満たされた住まいとなった経緯なども伺いました。ご主人からは「何よりも家族が仲良くなった」と感謝のお言葉、
施工者である宏聞建設工業の中澤社長からは「近隣の方々に配慮しながら工事を進め、無事完成してほっとしています」との感想が述べられました。
施主・設計・工事、の総ての人々の想いが込められた住まいで、家族の方々の笑い声が聞こえてくるような雰囲気でした。 |
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文/新井律子
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■11月17日発行の読売新聞30面、「住まい」のコーナーで 紹介されました(PDF形式)
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