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原点の家@ABシリーズは W.M.ヴォーリズ設計事務所で親子二代に渡って薫陶を受けた老建築家が自宅として設計し暮らした実在の家を設計の原点としています。
「原点の家@39坪タイプ」は平屋ベースの2階建、モジュール980mmのシンプルな間取りで安定感が強い4×4.5間(6畳を3室×2列、計6室にした)のほぼ正方形(収納率15%確保)の間取り。外壁は漆喰塗、内部は床・壁・天井は杉材(構造現し)、玄関・居間に吹き抜けを設け家族とのコミュニケーションが取りやすい構造。
自然に向けて門戸を開いた設計のため、風の流れ、天窓からの光、無垢材の香りなど自然がいっぱいに感じられる住み心地です。
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「原点の家A・34坪タイプ」は先の「原点の家@・39坪タイプ」より14.39m2(4.35坪)小さく設計されました。
平屋ベースの2階建、3.5間×5間のシンプルな間取り。外壁は漆喰塗り、内部は床・壁・天井は杉材(構造現し)。風除室の玄関では来客者にも対応。吹き抜けを設け家族とのコミュニケーションが取りやすい構造。採光のための天窓を設けるなど原点の家に適切なアレンジが加えられ、構造現しの内装、杉材の香りなどが評判です。
このタイプは2016年に発表、即座に「終の棲家」の理念に共感された30代後半のご夫妻と3人のお子様の住居として建築され2017年2月に竣工。現在ではご自身のお子様はもちろんご近所のお子さんたちも集う楽しい「終の棲家」の好例となりました。
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「原点の家B・27坪タイプ」は「原点の家シリーズ」で一番狭小の27坪タイプとしてアレンジされ設計されました。基本的には「原点の家・39坪タイプ」と「原点の家・34坪タイプ」とは面積以外の変更箇所はありません。因みに「原点の家・34坪タイプ」と比較しますと24.55m2(7.43坪)小さくなっています。
平屋ベースの2階建、安定感が強い4間×4間(8畳を4室)の正方形のシンプルな間取り。外壁はフランス漆喰塗り、内部は床・壁・天井は杉材(構造現し)。薪ストーブと天井扇が装備され、水回りを除く総ての窓は木製サッシにペアガラス。吹き抜けを設け家族とのコミュニケーションが取りやすい構造。里山や海岸など立地を選ばずに風景に同化する形状です。
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民家は「常民の家」として主に農民が暮らす家… の意味があり、日本の民家は質素で素朴でありますが平家建で寄棟の大らかで安定感溢れる屋根勾配と外壁の直線が絶妙のバランス感覚を醸し出しています。6間×4間のシンプルな間取り(8畳を6室)、しかも収納率15%を確保。外壁は、腰・杉板張り、上部・モルタル掻き落し、内部の壁は漆喰塗、床・天井は杉板。北と南の掃出し窓からの風の流れが心地よい。
先人の言葉にある「住居は丈夫で質実剛健、小さく建てて大きく暮らす…」との理念に基づき広さも機能も十分。ここで育ったお子様が独立後お孫さんを故郷の実家として連れて帰省する姿が目に浮かびます。そんな想いの設計通り何代にも渡り住み継ぎ心の拠りどころとなる住居です。
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外観は南仏風の緩やかな屋根勾配をフランス瓦で覆い、質感満点のフランス漆喰を纏った100年壁のおしゃれな外観。風除室を兼ねた玄関アプローチ、木製雨戸、鉄製面格子、そして屋根に突き出た暖炉の煙突が外観を強く印象付けています。コンクリートブロック造、25センチ以上の壁厚で内外とも漆喰塗です。要望により地下室の追加工事も可能です。
ピーター・メイル著「南仏プロバンスの12カ月」など地中海を望む南仏プロバンス地方のワインセラー(地下室)付の農家がモチーフです。陽光が溢れ農作物が豊富であったため古来よりフランス北部や北欧から避寒と夏のバカンスにと多くの人々が長期滞在する人気のエリアです。葡萄・ラベンダー・ひまわり畑に囲まれた農家はのんびりゆったりとした暮らし向きです。
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